2008年6月14日

走馬灯?

                          梅雨の太陽

                         夜には鑑賞会

                        うわさのカップル


私の故郷、西脇は山と川、あとはダイエーしか無い町。豆知識として西脇は、日本のへそ、播州弁(方言の中で一番汚いとされている)を使う。よくあんな町で青春をおくれたなと思うけど、プリクラの機械は山ほどあったから、女子高生は何とかしのげた。京都にも山と川がある。格は断然京都のほうが知名度的に上やけど、山のバランス、川の澄み具合を比較しても西脇は引けを取らない。しかし、悲しいかな、市民の都会カブレが否めない。まぁいいけど。
この時期(友人の舞鶴M子が言った一言より)、京展という公募展の頃に、蛍は舞う。本日も鑑賞会。数は少なくなったけどまだいる。光は余韻という言葉が当てはまる。蛍のお尻が光る黄色は見た人でないと表現できない、発光体。黄色にもいろんな色があるんですね・・・
鑑賞中、男女の話し声にも耳を傾ける・・・
「しんどい、帰りたい、もういいやろ?」
「ちょっとまって、おった!うん、ありがとう、ごめんな」
どちらが男女か想像つくか?!
現実主義の女と夢見心地の男。白川の疎水での一幕。
そういえば、昔、お父ちゃんと西脇の杉原川に蛍を取りに行った。1000匹はいた蛍を小さい手ですくい、ネスカフェのコーヒーのビンに入れて持って帰った。次の日には光は弱くなり、2日目には蛍は死んでしまった。蛍はそれからそのイメージ、所有してはいけない。鑑賞するもの。

蛍の放つ光は、どこかそんなことを思い出させる光のノスタルジー