私に1000枚近い写真を撮らせた場所、上高地。自分は死んだんだと思うくらい、幻想的で神秘的で、さすがに京都に帰ってくる気がしなかった。
梓川が中央に流れていて、迎え撃つ北アルプスの穂高連峰、明神岳、六百山、焼岳に囲まれている。もしくは別名で天国か?山桜先生が愛してやまない上高地についに入場。ここは五千尺、海抜1500メートルのところ。8月で京都の5月初旬の気温。涼しい。あのうるさかったクマゼミはここにはいない。それだけでも、暑さを軽減してくれる。
ついてまもなく散策。
芥川龍之介も上高地を舞台に「河童」という小説を書いた。ここには河童がいる、絶対に。