発電所美術館
入善
幼なじみのAlisaが2人目を出産したと連絡があった。
幼稚園からの腐れ縁は、Minoriと「喧嘩するほど仲がいい」間柄。日が暮れても田んぼを駆けずり回っていたあの頃は、まさか、Aがこんなに早く結婚するとは思わなかったし、2人の母親になるとも想像していなかった。
結婚して子どもを作ることは人間の営みだとNっちゃんの言葉が頭の中でぐるぐる回る。今のわたしはそんな年齢なのだ。常識などに縛られる気は毛頭にないが、わたしの中に宿る命の殻は、その時を待つ。その喜びに心から向き合いたいものだ。
去年は、内藤礼さんの「母型」に出会うことが出来た。
足を踏み入れたその先は、母親のおなかの中にいるような、胎内回帰。
A、お疲れ様。
子どもたちにすばらしい出会いが満ち溢れいますことをお祈りして。