2009年5月15日

山上の別天地

                        白滝山

            現代アート?熊剥ぎ防止

              山頂付近 ブナの樹林帯

                 オトワ池

                   長池

                   落ちたら最後   

                白滝谷


靴慣らしのために比良山系、白滝山に登る。
京都市内から車で1時間、鯖街道の途中、坊村から登山コース。比良山荘がすぐ隣にある地主神社に車を止めて登り始めたのがちょうど9時。「きれいな沢があるので行ってみたい」と言っていた山男・山桜氏より一足お先に登ってみることにしました。
地図では白滝谷が続く登山道に、「え、これが沢?」と思いながら、滑り出しから道を誤ったことなど気づくはずも無く、ぐんぐん進むと、やがて道に迷いました。しんちゃんは俺に着いて来いと言わんばかりに道無き道をぐんぐん登るので、不安げについていくと、大木に熊の引っかき傷がいくつも現れ、パニック寸前。「お前、自信過剰なんだよ!」「山はそんなに甘ないで!」「このド素人が!」と、私の引き返そうの言葉も耳に入らず、パイオニアは大きな岩にゴチーンとおでこをぶつけるまで黙々と登り続け、怪我をして頭が冷えた様子でした。迷ったときは来た道を戻る、基本ですね。余裕をぶっこき、軽装できたのも間違いだったのかもしれません。おかげで地図も読めるようになり、ある意味ラッキーでした。
目印を発見し、山頂まで一気に登りました。道すがらブナの樹林帯がとてもきれいでした。山頂は展望が利かず、すぐに下山し、オトワ池・長池の道しるべでやっと自分達が登り口を間違えていたことに気がつきました。山の上に池があるのは不思議な気分で、穏やかな5月の風が水面を動かしていました。本当にきれい。
下りていくとやがて白滝谷の上流になり、もっと進むと、立派な沢が出現しました。沢やもいいなと思いながら、どんどん沢の奥地に入っていく伸ちゃんに、「お前、気をつけろよ!石は滑んねんで!」と言ってる本人がすてーーーんと転がりました。そんな様子が、伸さんにはスローモーションで見えたそうで、「ホンマにどんくさい」とお褒めの言葉を頂きました。アイタタ!

今度は沢登りの靴で来ようと思いました。