入り口を間違える
憎たらしい子ども
昼食
松
眼下に大原
高野川上流
「バシャーーーーン!」
あじさい
大原
「お前と居るといっつもこうだよ!」
大原の森の中。入り口を間違えてしまって、たどり着けない山頂。
『家族でも安心して・・・』と書かれたガイドブックを信用し、お弁当もって行ったは良いものの、完全に道に迷う。油断して地図もコンパスも無い。凹んでも仕方が無いので、尾根を目指して登ると、正規のルートに出た。
連れ合いと山での相性がよほど良いのか、大きな声で会話が弾む。
「お前落ち着けよ!」
「お前そっちは道じゃないよ!」
「お前お茶飲みすぎだよ!」
落ちていた木の棒を振り回し、好き勝手に文句を言い、好き勝手に歩くので、アウトドアならぬアドベンチャーを楽しませてくれる。結果的にわたしより危なっかしいので、水にはまって、頭を冷やすパターン。
登りだしたのが昼過ぎで、日が傾いてきたので、目標地点まではあきらめて下山。
控えていたビールと肴で、夕食を終える。
夜中、激しい頭の鈍痛と胃痛で眠れない。酒のせいか、暑さのせいか、肩凝りのせいか、ハタマタ水圧か。訳も分からず、痛み止めを飲む。しばらくすると、痛みが和らぎ、明け方眠りに就く。
夏日のような日差しが、東の空から上がる。眩しくてすぐ目が覚めた。