2009年7月14日

光と陰






絵を教えるとき、いつも光と陰の話をする。
世界に降り注ぐ光。
初めは、描くために伝えていたことだったが、自ら租借するうちに、光に満ちた世界に自分が居ることに気がついた。
山へと続く道に木漏れ日が差し、木の影が揺れる。それがあまりにもいい絵のように思えて、そんな絵を描こうと意識するとぜんぜん描けない。
たかがこんなことだが、感動してしまう。
自然の中に、わたしが自然に居るという事は、まだ違和感でしかない。
でも、わたしもただの光や陰に過ぎない存在ということ。