2009年7月21日

個展初日と今日の雨


                   


                     舞子と島本先生

                 じき宮ざわ

                        米

                     雨水

                    萩

                  ロータス効果


昨日は個展初日で、足場の悪い中、いろんな方に来ていただきました。
熱心に見ていただいて、感謝です。
不思議なもので、展覧会場というところで発表すると、作品が一人歩きを始めます。生々しかったものもすっとした表情になり、一番感動しているのが自分だったりするのが驚きです。

帰りに京都で島本先生と舞子とご飯を食べる。
忙しなく転々とハシゴしながら、行き着いた先は会員制のバー?

今日は今まで溜めていた用事を一気に消化する。
そのうちの一つの水遣りが、雨のおかげでなくなりました。
植物をよく見ると、萩についた水滴が綺麗で、「ロータス効果」を思い出しました。蓮(ロータス)は、泥地に生息しながらも美しい。それは、葉の微細構造にあるのだが、表面張力をもった水滴が泥や虫を絡め取ってくれる。これを自浄効果と言う。
逆にブナの木なんかは、雨水を溜め込む様に樹の構造は出来ている。樹幹流。
ブナ自体がダムになっていると言うわけだ。
案外人の手が加えられていないものの方が機能的である。デザインを考えるとき、こういったものから発想が生まれる。

昔、絵の予備校で、散々受験以外の課題をやった。当時は、それでも喜んでやっていたと思うが、そこから私の発想や視点の原点は出来ている。たくさんの無駄に思えることが、意外と捨てたものではなかったりタリ。