2009年12月1日

ファインアーツ大計画





作家として売れることを考えるのは当たり前です。
なぜならそれが職業だからです。他にやるべきことを持っている人は別です。ただ、売れてやるくらい思ってないと作品に信憑性が表れない気がしますが、そう思うのは、若さと関係しているのでしょうか。また、今日の日本では市場が無いと言いますが、果たしてそうでしょうか。
プロのカメラマンは写真を売って生活しています。シャッターを切ることで一枚でも売れる可能性が出ます。ブライダル業界のような特異な例は別ですが、そんな厳しいプレッシャーの中で押す一枚には重みがあり、奇跡と呼べる神業が光っています。なので撮影後も神経が張って眠れないと言っておられました。到底真似できません。プロと芸術家は違いますが、紙一重です。極まってこそ一流という点においては同じです。
作品は思いつきや気を衒ったものでは底をつきます。洒落たファッション感覚ではすぐに流行り廃れるでしょう。本質はそう言うことではなく、核に近づいていくこと。つまり、それは孤独なことなのです。でも、不幸ではありません。目的がないほうがよっぽどかわいそうな気がします。
残念ながら、私は、作品で食べていくことはまだ出来ません。核心に迫りきれていないことが良く分かります。というより、自分の中では、まだ途中です。
萩さんと、来年の目標を3軒目で打ち立てました。
芸術家は、金や地位にしがみついて生きることだけは避けたいものです。小さいことからコツコツと!コレは、さぞ、来年は忙しい年になることでしょう。
私の大計画は、始まろうとしています!