2010年3月5日

京都に京都を

楽しい外国人



コーディネート

あそこで遭難したね


祇園の料理屋の大将から、思いもよらない、なんたら祝いをもらう。
早速、祝返しに走るが、京都老舗料理屋という敷居の高さに何を買っていいものやら。変なもの買うな、と、釘を刺されたが、京都で変なものを探すほうが難しい。そこら中、「京都」で溢れかえり、どれもこれも磨き上げられた自慢の一品だからだ。(そうでないのもあるけど。)
そのお店は、一見さんお断りを貫く有名店。従業員よりも早く出勤し、働く姿勢の大将にはさすがに言うだけのことはあると、シンヤが言う。
料理は愛情というが、愛情とは手間暇である。
そして、手間暇は、料理だけには留まらない。
情熱を注いだ料理は、わずかカウンター10席のみで披露される。
料理人は、やはり、良い職業だと思う。
とにかく、その方にお返しをするのは、大変緊張する。

日日是精進。こだわりのある方々に恵まれて、勉強になる。自分に影響与えてくれる人間は、必ずしも先生と呼ばれる方だけではない。すごい人は、他分野であろうと、光を放っている。だからこそ、教師という仕事をする者して、十歩も百歩も先を行かねばならないと、身を引き締め。

「ミケランジェロを見てはいけない、ミケランジェロの見たものを見よ。」