2010年8月11日

がん



がん ある「完全治癒」の記録


14日のファンタジアートのガラスの最終準備に大阪へ行く。
待ち受けていたM先生から、「久々に読み返し、今朝6時まで読んでいた」という本を渡される。医師が末期癌から復活をする体験記録の本である。ふーんと言う感じで、ピンと来ないタイトルに、よい睡眠導入剤だとかばんにしまう。大阪へは幾度と無く通っているが、電車では読書か寝るかの時間に当てられる。言い換えれば、読書は即効性のある睡眠薬といってよい。
私はどちらかというと健康にはうとい。時間もバラバラ、いわゆる偏った食事というやつで健康ブームも三日と持たない。が、添加物の味には耐え難い不味さを感じるので、結果的に食しているものは健康食に近いものだと思う。第一コンビニの飯が不味すぎて食えない。学生の頃はよくあんなものを食べていたなと思う。慣れは怖い。舌が麻痺するのだ。また、最近は山に登るので、自分の体の必要と不必要がよく分かる。だから必然的に食べるものも決まってくる。しかし、このところは少々ズボラをしていた。
世の中に蔓延している病気の根源は主に生活習慣病といわれ、自分が自分の体を作り出している構造。特に、癌という病は、もちろん遺伝子レベルでの見解もあるだろうが、不治の病である。と、言われている。アンソニー・J・サティラロ氏のこの本を読むまでは、そう思っていた。
よくよく考えれば、現代のような食生活になっているのは近代化の流れというもので、人間の歴史を紐解けば分解しきれないモノを食べていることになる。人間の内臓は草食動物に近いらしく、我々はまだ肉食獣へと進化し切れていない。世の中の主婦たちは、「今夜はお肉?お魚?」と言う。肉か魚がないと料理が出来ないのかと言いたくなる。人間の体を作る大きな要素は食事である。何を基準にするかで、健康は一気に病へと転落する。怖い怖い。
先日見に行った「未来の食卓」を思い出す。甘いお菓子をくれる悪い大人には要注意!骨抜きにされてまうで!
我が家にしつこくかかる保険屋の電話。嗜好品がやめられない人は、直ちに入れるだけの保険に入ったほうがよいだろう。

このところは、不眠症である。