2012年11月24日

堀川御池

素っ裸の木

堀川御池



夕方、夕刊を取ろうとポストを覗くとDMが一枚入っており、明日までの展覧会の案内状で、ちょうど寝不足のシンヤにゆっくり休んでもらうために近所を散歩するつもりだったので、行き先を変更して堀川御池へ向かう。
いつも思うことだが、美術作品を作るという行為事態がとても大変なことで、鑑賞者は作り手を長く追いかけなければ、真の意味で理解したとは言い難い。そして作り手は、作り続けるという才能に恵まれなければ真意に近づくことが難しい。今は作品どころではない毎日に、なかなか刺激的な作品を見させていただいた。私も作品を作りたくなってしまった。
昨日見た料理対決の番組で、シェフが「自分の仕事が出来れば結果は二の次。」と言うようなコメントをしていた。そのシェフの作る料理は、素人目にも非常に繊細で手が込んでいて美しい。「自分の仕事」と言う言葉の裏に、研鑽を積んだ感性と技術と運を味方にした才能を感じる。
現状維持より一歩だけ前へ。地味かもしれないが、未来の自分の肩を叩くのは、あの時頑張った自分。

帰りの電車でそんなことを思った。