2008年9月5日

プレゼント

    浦田先生にもらったヨーグルトの種。低音殺菌牛乳で作る。
                             お気に入りのジャムと混ぜて。

                      素敵なお店

                     銀彩。カッコいい器。

                     ローズマリーティー


わたしはとてもプレゼント好きで、とにかくあげるのが大好き。それも相手のことを考え悩みに悩みぬいてしまうところがあって、気に入りすぎて、あげるのと似たのが家にもあったりする。だから、「プレゼントする」事に関しては、特別な日だけ!と決めている。まぁ、そう言う性格が好じて、芸術家というものになったのだが。

今日は、過去のプレゼント選びの中でも、すばらしくいい日だった。

草星は、河原町丸太町にある小さなうつわ屋。この世にふたつとない作家モノ、一点モノを取り扱う明日で5年目のお店。中でも目を引いたのが銀彩。陶器に銀の釉薬を施しためちゃくちゃカッコいい器。ガラスにも金や銀の釉薬を時々用いるが、ここまで惜しみなく(銀価格高騰でもあるし)使った渋いものは、デパートや繁華街の店舗ではお目にかかれない。「いぶし銀」という言葉もあるから、時間が経つという風合いを楽しめるというのも作家の安藤雅信さんの意図だそう。「うーん!これしかない!!」やはり、大量生産にはそれなりの無機質さがある。高くても安くてもいい顔をしているものに触れていないと、生きている気がしない。それが毎日使うものであるものなら尚更。
店主のヨウコさんは、私と同じ名前。何の因果なのか、Wヨウコは2時間近くお話を交わした。ヨウコさんはとても素敵な方。ご苦労もおありになるだろうけれど、何とかここまでやってきたことは、遠くを見ずにただ今日、そして明日を頑張ってきたから、と仰っていた。生きていると感じることは、簡単ではない。むしろ感じずに一生を過ごすほうが楽なのかもしれない。でも、そこにあるものを知ってしまったから、見てしまったから・・・追いかけずにはいられない。
素敵なお店は無くなってほしくない。50年後も草星はありますように。

西脇で収穫したローズマリーは今わたしの体に入っていく。土の味がする。水の味がする。空気の味がする。生きていると感じる、それは自然からの最高のプレゼントだと思う。