2008年11月10日

紅葉デイ 

             なかなか進まないパステル画

                   人の気配の

                 無い山

                  そこはまるで

                      ・・・・・


本日造形教室開講!

午後は、教室を飛び出し、本物の紅葉を見に車を飛ばす。
センスの悪いガイドブックになんか絶対に載っていないよ!飛鳥と明日香を越えて、たどり着くその山は、Y氏曰く、死の世界。動物の気配がない。植物のみが生息し、人も踏み入れない。本当に静寂。聞こえるのは沢の音のみ。怖い。
植林されて針葉樹が植えられ(針葉樹は紅葉しないので)、わたしが生まれるもっともっと昔とは景色が変わってしまったのだと、Y氏は言う。そういや、日本昔話に出てくる山は秋は茶色だった。まだ東北のほうなら落葉広葉樹が残っているらしいが、見たい人は熊と戦える装備で行って下さい。もしかすると、まだ熊の住み易い環境で人を襲うほどひっ迫していないかも知れませんが。さすがに「お嬢さん、お逃げなさい」とは言わないよ。
森林伐採も考えようで針葉樹を広葉樹に変えようという動きはもう始まっている。どんどん杉の木の割り箸は使いましょう。
断崖絶壁に立つ。足が震える。背中のリュックをY氏に持ってもらってギリギリまで行くが、怖くてたまらない、が、スリルもたまらない。
暗闇になるまでトレッキング&作業。夕暮れが一番怖い。足早になり足元をすくわれる、素人の危険なパターン。
下山する頃には辺りは真っ暗闇。所々がけ崩れを起こしているのでY氏のライトがなければ、今頃はキチガイになって山を彷徨い歩いているだろう。無事にこうやってブログを書いていることに安心しながらも、また行きたいという衝動に駆られる。

とは言え、帰りに出くわしたカモシカに卒倒するようではまだまだ修行が足りない。