2008年11月13日

パドバ

               町並みに家がほとんどない

                とにかく昼間から

                   果物売り

                    教会

                   イタリア、パドバ


夕暮れ前。
京阪電車に乗っているとスカッとした青とオレンジが交差するのが見える。久々に晴れた夕暮れ前。気持ちがいい。乾いた空に白夜月。なんとも雰囲気がいい。これでこの景色に、広がった家々さえなければ・・・と思う。日本と言う狭い国に人口密度は高すぎる、もしくは所有の意識が強いのか。
去年、パリからベネチア入りした旅で、一日、S先生と二人でパドバと言うベネチアから離れた町にジョットの壁画を見に行った。なんてことのない町並みだったのだが、普段、京都でずいぶん観光地慣れ(元バイト仲間が体のいい言葉を言ったので拝借)しすぎた自分の感覚には作りこまれていない感じが丁度よく、印象はベネチアより良かった。ナポリ風のピザにビールを昼間から飲み、ぶらぶらする。最高である。
そんなことを思い出させる昨日の車窓の景色は、なかなか良かった。