2009年1月28日

関守石

                  これより中に入ることは遠慮されたし

                    桜

                      

                    乗っ取り


ずいぶん前に、石を十字に縛った石が庭の飛び石に置いてあって、しげしげ眺めて何となく先に進んではいけないと思ったことがある。後でこれが茶道の作法、関守石だということを知るのだが、無言で主張する日本美のセンスに現代では忘れられたものを感じた。

「移動」ということが可能となった現代では月にだって金を払えば行ける。果ては瞬間移動も夢ではない。地球の肌をぐるぐる回る鳥型飛行物体または賤艦ヤマト。ご当地グルメやお取り寄せと言って、世界各地の食べ物が行き交う。しかし、地産地消、その土地で生産し消費するのが一番望ましい。いい例は南国産のバナナは体を冷やす作用がある食べ物で、熱い場所で作られる意味がある。日本の風土では過食は冷えに繋がる。

関守石のように意識がそれる方法はあるはずである。

知らぬが仏?知ったからには知識として解釈したい。
想像に留めておきたいものもある。