2009年3月11日

満月

                    ガスる山

                      青のコンポジション

                      月明かりの下


今日は満月
というのをカーテンの隙間からの月明かりで気付かされる。

昨日は、一睡も出来ず、ずいぶん困ったが、フランスにいるNっちゃんに相手をしてもらい、春の暁を迎えることとなる。感謝!

雨が降った。ちょっただけ。温床の匂い。春の雨の匂いになってきた。黄砂も混じるこの時期の雨は敬遠されがちだが、嫌いではない。冬の雨と違って、優しい。

「苦労を苦労と思わないのが本当の才能なんじゃない?」と友人のKオリが言ったこの言葉がぐるぐる頭の中を回って、いい言葉だと感心する。売れかけている芸人同様、才能は芽生えてきた?くらいのほうが変な型にはまらなくて良い。
いつも思うのだが、何かを始めるとき、自分一人のほうが感が冴えることが多い。ピーンと張った糸が弾かれる音が本当にする、こんなときが自分の動くときなのだと決めている。自分に影響を与えてくれた人たちはみんな、そんな感覚に研ぎ澄まされている人たちだった。そして何より、妥協を許さない人物。

柳家小三治が言う、「小さく小さく。」
今は、まだ小さく、小さく・・・。

料理屋とでんぼは大きくなると潰れる。