2009年9月25日

そして、藤井寺へ



せっかく、早起きをしたのに、仕事休講。ボケてる。
せっかく、大阪に来たし、貯まってる用事を済ませて帰ろう。
というわけで、まずは「アートする」の準備のため、久々、笹部へ。画材に囲まれる幸せ。
というわけで、山桜先生と連絡をつけて、その後は藤井寺に向かう。ガラスのこととパルテルとその他諸々、話がしたかった。

山桜先生と会うと、いつも新鮮な感覚を与えてくださる。それは、先生の裏表の無い素直なお人柄からなのだと思う。率直な意見にいつも耳を傾けて、普段ほとんど使われていない脳みそがフル活動。昨日は、「現代」と言う感覚について数時間話しこんでしまった。
「切り取り」、「いいトコ取り」ということは「現代」特有の今の流行のような感覚である。逆にマクロ的な視点で物事を捉えると「古い」と思われがちだ。しかし、「古い」では片付けられない、切り取れない終わりなき感覚質と言うのは有って、山桜先生は、その質を絵にする。なので風景画家ではない。
食べ物にもその傾向はある。「旨味」を抽出することで「美味しい」は得られるが、「美味しい」は体に悪い。不味いものも食えと言っているわけではない。旨い銀シャリと栄養価のあるおかずを食わずとも玄米だけでそこそこの栄養バランスはとれる。精製することで、多くの栄養素は削ぎ落とされているのだ。ミクロな視点で考えすぎる傾向が「現代」なのだ。
そんな話から、姫野カオルコが、プラトニックが最上のエロスだけど、女が誘ってるんだからさっさと抱きなさいよと言った10年以上前の記事にまで及ぶ。

結局、濃い一日。