2010年5月25日

パラダイムシフト





様々な予定が立て込み、パソコンにも向き合えず。モーター音から離れ、本を読んだり、作品の構想を練ることは嫌いではない。時々、パソコンの前に居て、とてつもなく時間の流れが早いときがある。そんなときは損をした気になるから、パソコンはたまにのほうがいいかもしれない。
先日、Nさんの誘いで、AさんとTさんと韓国歌謡?音楽を鑑賞の後、萬春という上七軒の老舗の店に連れてもらった。注文を聞いてから肉をたたくと言うハンバーグは絶品で、デミグラスソースが上品な香りを放っていた。食事があまりにも美味し過ぎて歌のことはほとんど覚えていない。
その後は、ポスコイに行き、酔いが回ったころにS先生がワインをあけるときにお邪魔したいと言っていたことを思い出し。Nさんに話すと快くOKしてくださった、が、(ポスコイのIさんもS先生のことはよくご存知のようで、クスッと笑いが漏れ)、ワインの付け合せをどうしようと悩まれる。「やはり肉だが、調達が難しい。Aさんがローストビーフを焼くのが上手いが、正月にしか焼かないし。レストランは驚くようなワインでないと持込めない・・・。」そこまで聞くと、大変厚かましいお願いをしたことに気がつく。すいません・・・。だが、あれやこれやと出てくるアイデアはさすがで、自分の好奇心の貧困さが悔やまれ。「今日の萬春さんのハンバーグはどうでしょう。」と提案すると、デミグラスソースが勝ちすぎてワインが負ける。と。ワインもスコッチも浅い知識しかない私は手も足も出ず。昔、水のように飲んだ酒も高いコニャックだったのが今になって分かる悲しさ。
そこから、私の制作の話になり、ちゃんと主張することの大切さを考える。堂々巡りだが、自分の中の柱を3つに絞る。話がどんどん進み、今度、Nさん所有の放置しているという陶芸アトリエにお邪魔する。
インスタントではいけない。目先の満足を追いかけてはいけない。そんな人間からは、ロクな物は出来ない。どこかの教授が言っていた。必要な栄養をサプリメントで摂取する。そんなあほな。脳は噛む事で活性化する。多面的な要素が必要なのだ。それは、食べることはもちろんそうだし、モノを作る姿勢にも言える。感動が、自分を創ると言うことだ。Nさんを見るとそう思うし、いつも想像以上の驚きを用意しておられ、刺激に満ち溢れている。
Nさんは、やはり、すごい人物だ。