2012年10月6日

母乳

いつぞやの朝日新聞

いつもこうスヤスヤ眠っているわけではない。



友達の赤ちゃんが産まれた。うちも産まれたのはついこの間なのだが、毎日が濃密過ぎてずいぶん前のことのようだ。産まれるまでは、まだかまだかとヤキモキしながら我が子の誕生を指折り数えているのだが、産まれてしまえばあれよあれよとやることがあって、その中の一つに母乳と言うのが大きな割合で占めてくる。あんなもんは出るもんだと思い込んでいたが、全くそうではない。赤ちゃんが一生懸命吸い付いてくれるからこそ、私の母乳は出るのだ。
うちの夫は時々、新聞の切り抜きをポイッと置いている。一度いらないとおもって捨てたら、名人戦だかなんだかの必要なものだったようで(必要ならポイッと置いとくなよ)、それ以来、私も目を通してきっちり保管している。
ある日の切り抜き。母となったものならば、喜びも苦しみもいっぱい詰まったこの胸が熱くなるだろう。何とか、生きてほしい。