2008年5月14日

朝練

学生は何もしていないのに疲れたという。
何もしてないから、疲れるのか?
聞いていて腹が立つ。

デッサンクラスの朝練が始まった。今年は1年でやっと思い切ったことができるとはりきって、朝練を開催すると、3分の1程度参加があった。わたしは、テンションが盛り上がってくると、どんどん出勤時間が早くなる癖がある。昔からそうだ。早朝は辛いけど、苦痛ではない。電車も込まないし、人のいない教室、職場というのはすがすがしい。遅刻する奴は許せない。物事をはじめるには、準備というのがあって、開始時間まではその準備を済ませて100%の力を出し切れる状態で待機することをわたしの中では意味する。だから、始業ギリギリに来て鉛筆を削り出す奴に最高の仕事はできない、と、熱く語りだすと大抵は、まぁまぁとわたしをなだめる。

その「準備時間」は、ある意味では一番大事かもしれない。料理は仕込が十分でないとお客さんに素早くおいしいご馳走を提供できない。教師も完璧な他方向の知識がないと、質問に答えられない。プロはそんな些細な細かいことを丹念に時間をかけて用意し、開始時間に臨んでいる人を指す。
できなかったことを悔しがり、必死で克服する奴だけが上を目指していける。
来週の朝練は、何人来るか?