2008年9月29日

漢方の力

                  これな~んだ?

                   30号水張り

                    83歳のAさんも描く!

                乱反射のガラス

                   なんば・アトリエ視察

       280円の感動うどん。かま玉とかに玉を間違え、卵とじうどん食えず!


藤井寺Day。パステル画教室後期本日より開校。
ジャズの流れる教室はいたって穏やか。自主的に描いて来た人の講評から始まる。
わたしは30号の水張り。予備校時代から水張りをしていたのでオテノモノ?背の高さほどの全判パネルにも水張りしたことがある。版画紙の水張りと違ってパネル張りは少々コツがいる。ミソは濡らしすぎない事。紙の大きさと規格サイズのずれはこの水張りの余白のため。マウスもペンタブも無い時代はこうやって手描きで仕事を行っていた。
結局、今日は雨も降っていたし、この作業だけで終了を迎える。

引き続きガラス教室!といきたいが、一昨日からの風邪が体を重くする。完全に初期症状。こうなれば一連の流れをただひたすら耐えながら時間を待つしかない。そう観念していると、山桜先生が漢方薬を10粒くれた。葛根湯である。噛み砕くように、ぬるま湯で流し込む。さらに熱いハーブティーで体を温める。今日の気温は例年より10度下回った。悪寒を帯びていた体から発汗!真夏のように汗が出る。葛根湯は体を開いて邪気の流れを追い出すと言う漢方薬。気分はランナーズハイの状態に近い。2千年前に確立されたこれが漢方薬の力。御見それ中国人!
一時的に?回復。東洋医学には最近興味がある。悪いところをただ排除するだけの西洋医学には「気」が存在しない。病に伏したときに、なんとなくだるさや寒気の中に「邪」を感じたことが無いだろうか。日本でも漢方は江戸時代には完璧だった。残念ながら、争いで負った怪我には西洋医学が適用され、今では漢方の位置は栄養ドリンク的な扱い。本当は、即効性があり(服用も気をつけないと危険な)よく効く薬なのです!知識と教養の無い日本人は、そんなことすら忘れてしまって、グルメと語り、様々な病魔を引き起こす物をうまいと言って毒を摂取する。しかも滑稽な事に、自らの行いを見直さずして、見えない恐怖に怯えているという始末。美食の歴史の浅さを知れば必要なものではないと言うことが窺い知れる。粗末ではなく質素な食生活を。うまい食事ではなく、まずは食事がうまくなる生活を送るべきである。近頃、「ストレスが原因」と言うのをよく聞く。精神的なこころの病も細分化され、もはやこの国民の全員が病気なのではないかと思うほど。国民性といってしまえばこの国の未来はもうない。大臣だってやりたくないと国民を放っといて辞める、そんな国なのである。本当に嫌ならやらなければいい。これが病を治す一番の特効薬。少々語弊があるかもしれない。プライドをかけてやりたくないことはやらなくてもいいと言っているだけで、ただのわがままならばその人はまず聖地巡礼のたびにでも行ってきてもらいたい。ただし、すべて完歩のみ認。

食糧危機目前にして漢方薬の農地も縮小していることも確かである。漢方を伝えることも今や口伝になって、ちゃんと説明できる人間はもしかするといないのかもしれない。芸大に行きながら芸術を語れないように。人間様はお釈迦の手のひら。自然はもっと偉大であると言うことを忘れてはいけない。