2008年10月14日

バジル150円

                 季節はずれのバジル 150円。@伊勢丹


アメリカナイズの生活は、日本古来の伝統的な文化を捨ててまで、チープに走っているような気がする。ヨーロッパの文化は奥深くて面白い。去年行ったシマカンヨーロッパツアーでは、浮かれしまって気が付けば身も心も観光気分になっていた。ま・それはそれでいいけど。でも、今考えるととても惜しいことをしたと、自分の教養の無さを悔いてしまう。無知はやっぱり罪である。
話は変わるが、京都のそこいらのスーパーは高い割りに良い物が少ない。同じ金を払うなら、たくさんの中から選びぬいた食材を手にしたい。こだわりはクリエイターとして当然。道具と同様、自分の力の源となる食へのこだわりは、生き方にももちろん反映する。高いものが決して良い訳ではない。ただ、買い物一つ知識が必要?シマカン先生はヨーロッパの旅で、毎夜毎夜凝りに凝った晩ご飯のメニューを考えてくださり、イチイチ机と椅子をベランダへ引っ張り出し、夕焼けを眺めながら食事をした。よくよく考えれば、ヨーロッパ旅行で思い出すことは、シマカン先生の作ってくれた有難い食事である。
ワンランク上の仕事をするために、何かにつけて理不尽さをかみ締めこだわり抜かなくてはいけない。