2008年10月31日

R372

                         丹波篠山










                     丹波黒豆

                    藤原農園 ニンニク

                   林造窯


京都の亀岡と兵庫の姫路を結ぶR372。知る人ぞ知るドライブコース。阪神大震災の直後、阪神間が滞ったため、ここが抜け道となりトラックがたくさん走るようになった。里山の暮らしにいきなり入り込んだトラックの軍勢。この道路も悲鳴を上げて崩れた。以来整備され、ここの道はとても走りやすい。信号も少ない。
花屋の老舗、花政の農園・直売店があるのもこの道。今の季節は、コスモス畑。一面のコスモス少女趣味の方はぜひどうぞ!
越える峠は3つ。山山山!茅葺屋根も現役で、運がよければ牛の放牧もそこここに。紅葉間近でほのかに色ずく山の中に白髪岳がある。まだ登ったことがないけど。我々は新天地を求め、ひたすら西へ向かう。
篠山を越えると、日本六古窯の一つに数えられる立杭焼が見えてくる。そこで休憩。立杭焼は意外に知られていない。わたしには幼少の頃から馴染み深いが、備前や信楽と言った有名どころの影に隠れてしまう。だからこそ、お値打ち!破格の値段でよい品が買える。
そういえば、小学生の頃、立杭焼にハマった担任が無理やり陶芸家のインタビュービデオを作ろうと言い出した。訳も分かってなかったが、子どもながらに、ロ クロの気持ちよさを感じたのを覚えている。その傍らにはゴーフル。丹京さん(丹京窯)はゴーフルが好きだった。と言うレポートをした子もいたな。
脱線。
先週が陶器祭りだったようで、昨日は人っ子一人いない。シンさんは興奮気味に、あれやこれやと見て回る。職業柄、陶器には目が無い。2、3軒回ると、気に入った器を買いに戻る。こういう出会いは一期一会なのだ。手に取った湯のみの値段がどんどん下がって半額!はじめから有って無いような土ではあるのだが、おばちゃんのザル勘定も感動的。おまけに、採れたての丹波の黒豆までついてくる。今年はこれが最後という黒豆は膨れまくって、通常の2倍ほどある。

立杭を堪能したところで、終着地点は藤原農園。いつもながら野菜をわんさか頂きまして、とんぼ帰りで京都へ。

さすがの山道。
イタチかタヌキか、目の前を通り過ぎたかと思いきや、左タイヤが盛り上がるのを2人で感じる。