2008年11月24日

サタデーナイト



                     姉弟?京大?

                     もりさん?ほりさん?



                   バイト仲間


大学に入りたての頃、とにかく「飲食店でバイト」と言うものがしてみたくて、はじめたのが運の尽き?何度も逃げ出すように辞めておきながら、ちゃっかりその時代その時代のバイト仲間とはこうやって飲みに行く。
久々に東京から上洛した彼女らは、バイト先に寿司を食べに行ったようだ。飲食店で元バイトが食べに行くと言うのは、冥利に尽きる。働いている中で最も立場の低いバイトが、金を払ってでも食べたいと思わせる味やサービスは本物である。バイトに入りたての頃、「ホールの達人になれ」と言われて一生懸命働いたことを思い出す。人が金を払うとはどういうことか、わたしは何をすべきか。なんでもそうである。自分のやりたいよう、「出来る範囲」では何も進まない。人を感動させることはそんなに簡単ではない。媚びるのではなく、その場その人になりきって、気持ち良くなれる方法を考える。

酒も次第に深くなり、途切れ途切れの記憶に粗相が無かったかを思い返しながら、ややこしい女二人は青い男と岐路に着く。