2010年4月23日

京都国立博物館 長谷川等伯展

寒いのかい?

あそこまで遠い

洛中洛外図?


長谷川等伯展、9時50分の時点で40分待ち。中はもっとごった返し。鑑賞するにはなかなか最悪な状態であったが、次第に、長谷川等伯の迫力に引き込まれ、松林図屏風を見る頃には、すっかり魅了されていた。今日の天候のせいもあってか、ぞっとするほど美しい。個人的には、やはり金碧画がとても良かったと思う。それは、図録の写真から受ける印象と本物は全く違う。屏風という空間から広がる世界観と等伯の類まれなる才能が上品さを際立たせ、今でも新しい。没後400年という時間が経っても、面白いと思える魅力はなんなのだろうか。
「その時代は終わった」デュシャンの言葉の通り、現代美術においては、科学技術の進歩の陰に存在する。こだわりと執着は紙一重のようで、固執するがあまり、古いと言われる。「芸術」とは、一体なんなのだろうか。
恵文社に立ち寄ると、伊藤聡信氏の個展を開催していた。前々から、品がある作品だと思っていた作品だけに、個展に出くわせたのはうれしい。いつか、ご本人にもお会いしてみたい。
隣の隣の隣のガラス店で、探していたデッサン用の鏡を見つける。どこを探してもなかった、シンプルなスタンドミラー。でも、大きさが足りない。「この鏡はすぐに売れますか?」と確認して、次の店を回ることにする。